Goosehouseのカバーを聴く
今年に入ってから、母の健康について心配事が発生したりして気持ちが下向きになりそうなので、
Goose house (グースハウス)のカバー曲を YouTube で聴いて元気をもらっています。
ということで、今回はお気に入りのGoose houseカバーをご紹介します。
(Goose houseの前身であるPlayYou.House時代のカバー曲を含む)
『Goosehouse』は、SONYのプロモーション企画である『Play You. House』(2010年6月~2011年3月)
を前身として、2011年4月から活動を始めた若いシンガーソングライターの集団で、活動の拠点を、YouTube・
USTREAM・Twitter・Facebookなどのソーシャルメディアに置いて、そこからファンを増やしていることで
注目されているグループです。
中でもYoutubeで公開されている動画(その多くがカバー曲)の総再生回数は、今時点(1月19日)で
1949万回で、2000万回に迫ろうとしており、カバー曲を聴いたことで熱心なファンになる人も多いようです。
(【2013年11月23日追記】
2000万回は、この投稿直後に達成。
その後、
4月25日:3643万回
6月04日:4380万回
7月26日:5289万回
2013年4月27日:1億2631万回
2013年11月15日:2億0597万回というすさまじい記録を更新中です)
どうしてカバー曲がこんなに人気なのかは、一度聞いてみると分かります。
メンバーのd-ize(ダイズ)さんと齋藤ジョニーさんの動画を見てください。
なんと、少女時代の『Gee』のカバーです。
『~を歌ってみた』系の素人っぽいノリで始まりますが、スタート60秒で超お洒落な音楽空間が出現します。
(齋藤ジョニーは、2012年5月にGoosehouseを卒業しましたが、
2013年4月に復帰しています。
詳しくは別エントリ『Goosehouseメンバー情報』の齋藤ジョニーの項を参照。)
続いて、メンバー全員による斉藤和義の『歩いて帰ろう』のアカペラによるカバー。
画像のメンバーを紹介すると(以下敬称略)、
後列向かって左から、工藤秀平、齋藤ジョニー、木村正英、d-ize、
前列左から、神田莉緒香、竹澤汀、中村千尋、竹渕慶。
メンバーがシンガーとして皆、高い水準の歌唱力をクリアしているのは、
次の動画、THE HIGH-LOWSの『日曜日よりの使者』のカバーを聴いてもわかります。
(『歩いて帰ろう』の中村千尋、『日曜日よりの使者』の前列右の関取花は、
Play You. House時代のメンバーで、現在のGoosehouseには参加していません。
また、木村正英は2011年12月に、神田莉緒香は2013年3月に、それぞれ
Goosehouseを卒業しています。
詳しくは別エントリ、『Goosehouseメンバー情報』のメンバー一覧を参照。)
これだけ楽しませてくれれば、この企画自体が、背後の企業による流行のステルス・マーケティングの一種
なのかどうか、なんてことはどうでもよくなります。彼らが音楽を愛していて、それが聴く側まで溢れてくるのが
実感できることが幸せで、それ以外の詮索などしたくなくなります。
最後に、竹渕慶、齋藤ジョニー、d-ize による、Dragon Ash の『Life goes on』のカバー。
カバー曲では、メンバーがいろんな組み合わせで歌っていますが、特定の組み合わせには、
ユニット名があります。 というか、ユニットの活動の方が先行していたのかもしれませんが、
ジョニー・ビーンズ (齋藤ジョニー +d-ize )
K.K. (工藤秀平 + 木村正英)
シグナル (d-ize + 工藤秀平 + 竹澤汀) という風に。
カバー曲は、 YouTubeにupされたもの をピックアップしただけでも、
mongol800/スキマスイッチ/レミオロメン/FUNKY MONKY BABYS/EXILE/斉藤和義/flumpool/
キマグレン/松任谷由実/広瀬香美/AAA/チューリップ/槇原敬之/MISIA/フレンチ・キス/猿岩石/
斉藤和義/プリンセスプリンセス/高橋洋子/AKB48/渡り廊下走り隊7/伊藤由奈/スピッツ/一青窈/
ケツメイシ/BUNP OF CHIKEN/平井堅/くるり/miwa/NICO Touches the Walls/森山直太郎/
MONKY MAJIK/kiroro/湘南乃風/コブクロ/西野カナ/久保田利伸/the boom/bonnie pink/
Def Tech/ウルフルズ/安室奈美恵/木村カエラ/尾崎豊/カーペンターズ/the blue heats/井上陽水/
いきものがかり/Perfume/太田裕美/KARA/少女時代/荒井由実/superfly/B.B.クイーンズ/絢香/
ゆず/東京事変/スガシカオ/DEEN/宇多田ヒカル/ 清水翔太/ZONE/HY/Rake/RADWIMPS/
Dragon Ash/秦基博/SUPER BUTTER DOG/高橋優/SHINee/not yet/手嶌葵/kylee/puffy/
THE HIGH-LOWS/三代目 J Soul Brothers/Something Else/SOFFet/ソナーポケット/moumoon/
フジファブリック/エコーズ/さだまさし/村下孝蔵/TEE/Sugar/中島美嘉/石川さゆり/山口百恵
という、無節操に見えるほど広いカバー範囲です。 これは、元曲で検索した人の目に関連動画として露出する
ための、したたかな戦略でもあります。ただし、再生回数が伸びているのは、その動画の質が高く楽しいからで、
決して量産しているからではありません。どの曲も、元曲へのリスペクトと同時にGoosehouseらしいアレンジが
効いているので、元曲が好きな人も楽しめるのです。
『Goosehouseメンバー情報』(PlayYou.House時代を含めたメンバー一覧)